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今季ストチアの想い~YO-CO/RISA~

 YO-CO

YO-COは結婚、出産を経てからチアを始めた、異色のキャリアの持ち主。


「子どものころ単純に、ポンポンを持って躍っている人が可愛いなと憧れていただけなんです。チアの経験は、一切ありませんでした。最初の子どもが女のコだったので、子どもにやらせようと思ったんです。でも子どもはチアがあまり好きじゃなくて、すぐに辞めてしまいました。それがきっかけになって自分でやろうと思い、大人の初心者でもできるチア教室を探して、そこに通い始めたのが最初ですね」

   
大人になって新しいことを始めるのは、勇気がいるもの。だが行動派のYO-COに、そんなものは必要なかった。


「だれかに紹介してもらったわけでもない、まったく知らない教室に自分ひとりで飛び込んだんですけど、怖さはありませんでした。ポンポンを持って躍れる楽しみのほうが、先だったんです」

彼女が見つけたのは、越田ディレクターが開いている教室。
途中に子育てで抜けた時期もあったが、ここに8年間通った。
ストークスチアリーダーズへの道が開いたのは、もちろん越田ディレクターの存在あってゆえ。

「越田ディレクターが『オーディションを受けてみないか』と声を掛けて下さって、チャレンジしてみようと思ったんです。家庭もありますし、趣味で発表会に出るのとは違うので少し迷いはありました。でも、ここでやらないと一生できないと思ったので挑戦したんです。年齢のことを考えたら、落ちても仕方がないと思っていたので、合格を知らされたときは本当に夢みたいでした」
 

憧れの舞台に立ったが、最初はプレッシャーもあり、チアになれた喜びを味わえなかった。雲がかかったYO-COの思いを晴らしたのは、越田ディレクターの言葉だった。

「1ヶ月が経ったころに越田ディレクターから、こう言われました。『チアが出るのは、競った試合のここぞという場面。そこでブースターさんのために、自分はなにができるか考えてみなさい』。その言葉が響いて、自分のできる全力を出そうと思いました。まだまだ下手なので、失敗もします。でも自分の100%の力でやり切ろうと決めてからは、心から楽しんでパフォーマンスができるようになりました」
 


このときが、彼女が精神的にもプロチアになった瞬間だった。
そんなYO-COは自らの姿勢で、一歩目を踏み出すことの大切さを伝えていく。

「年齢に関係なく、チャレンジはいつでもできる。私はポンポンを持って躍りたいという、些細な一歩から階段を上っていきました。簡単な一歩を踏み出せば、いろんなことにつながっていく。それを伝えられる立場かなと思いますし、その姿勢が伝われば、迷っている人の背中を押す力になれるかもしれない。それが、私の役目になればと思っています」
 

【越田ディレクターから見たYO-CO】
彼女はだれかのためにグッズを作ってきたり、応援の道具を手作りをしたりと、チームいちのアイデアウーマン。
アイデアが湧くと黙っていられないので、すぐ提案する
。却下されることも多いですけど、それでもチームのプラスになることを考えて、すぐに行動するんです。
スキル面ではまだまだですが、いろんなことにチャレンジして本当に頑張っていますし、すごく上手になってきていますね。

 
 RISA


チアは今回が初めてだが、ルーキーのRISAは豊富なダンス経験を持つ。

「ダンスは子どものころからやっていて、ヒップホップやジャズ、タップダンス、学生時代にバレエを少々。それからモダンダンス、コンテンポラリーダンスと、洋舞ではだいたい思いつく限りのダンスを経験しています」

そんな彼女だが、初体験のチアは最初から衝撃を受けたという。

「1回目のレッスンから衝撃でした。越田ディレクターが『とにかく楽しんで』と仰って下さって、私はドギマギしながらやっていたんです。越田ディレクターは後ろに下がる動きでさえ楽しそうにしていて、それを見た瞬間に知らないうちにこっちまで笑顔になっていました。『これがチアなんだ』と衝撃的で、その一瞬でチアの魅力にとりつかれました」
 
数多くのダンスを経験してきたとはいえ、チア歴はまだ数ヶ月。ルーキーは周囲に支えられながら日々、成長している。
 

「チアは群舞で、みんなと合わせるのが大変なところがあります、私ができていなくて申し訳ないと思うこともたくさんあるんですが、先輩たちも同期も、みんな驚くほど優しいんです。みんなのためにも頑張りたいと思えるし、みんなといっしょにできたときは、すごくうれしい。私は単純なので(笑)」

愛くるしい笑顔を絶やさず話す彼女だが、その内にはネガティヴで、できないことがあると自己否定してしまう一面があるという。コートに出るまではつねに不安を抱えているが、ブースターの笑顔がそれを一瞬で消し去る。

「私は基本的に、怖がりなんですよ。本番の前はいつも、『できるかな』って不安があります。でも、たとえばタオルを振る演技をやっていたら、目の前のファンの皆さんが私に合わせて笑顔でいっしょに振ってくれる。そういったことが、すごくうれしくて。そんな様子を見たら、不安な気持ちが吹き飛びます。人を笑顔にさせるのがチアですが、私は知らない間に周りから笑顔にさせてもらっています。まるでポジティブな感情をキャッチボールしているようで、それがチアの魅力ですね」
 

チアの世界に足を踏み入れて、RISAは新しい喜びを手に入れた。
それを自らの体内で循環させ、前向きなエネルギーに変えてブースターに届ける。


「お客さまはバスケットボールの試合を、楽しみに来られる。それに加えて私たちは、エンターテイメントの部分でお客様を楽しませる存在だと思います。みんな生きていたら良いことも、悲しいこともありますよね。会場では試合に没頭して楽しんで、私たちのパフォーマンスでも楽しんでいただき、日々の嫌なことを忘れて、心の洗濯をしていただければ。私たちのポジティブなエネルギーに触れて、ファンの皆さんに『明日からも頑張ろう』と思っていただけるような存在でありたい。私はまだまだ未熟ですが、もっともっと成長していけるよう、頑張っていきます!」


【越田ディレクターから見たRISA】
 海外で過ごしている時間もあるので、周りに合わせるよりもゴーイング・マイ・ウェイなタイプですね。
その一方で、心が素直な感動屋さん。性格は本当に天然で、返事はだれよりも早いのですが、理解せずに返事していることがほとんど。
「どういう意味で言ったかわかる?」と聞いたら「わかりません!」って(笑)。
いちばん幼くて、末っ子のような感じ。彼女がいるからチームが和みます。
 

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