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今季ストチアの想い~越田歩ディレクター~

 越田 歩 ディレクター

新ディレクターに就任した越田歩が
今季のストークスチアリーダーズを語る


西宮ストークスに勝利を、ブースターに笑顔をもたらす。それが、ストークスチアリーダーズ。
ホームアリーナに華やかな彩りを添える彼女たちを統べるディレクターに、今季から越田歩ディレクターが新たに就任した。

中学時代はバスケットボールに熱中し、高校で新体操を始め、その後にチアリーディングに出会ったという越田ディレクター。
自身にとってプロのチアに携わるのは初めてで、それまでにBリーグとも近い距離にはいなかったという。

「私はプロチアやBリーグの世界を知らなかったので、ディレクターのお声をいただいたときに戸惑いはありました。だけど、なにをやるかよりも、どういう思いで関わるかのほうがすごく大切だと感じて、よろこんで引き受けさせていただきました。困っていることや今できることを自分で見つけて、求められる以上のことを結果として残していく。そうして少しでも、だれかのお役に立ちたい。それが、私の思いです」
 

今季のストークスチアリーダーズは8人編成。昨季からのメンバーが4人残り、ルーキー4人が新たに加わった。
越田ディレクターが就任したのは9月。開幕の10月まで、時間は1ヶ月しかなかった。

 

「メンバーには最初に、華やかな踊りよりも、なんのために自分たちがいるかをわかって、コートに立ってもらいたいと話しました。まるで体育会系状態だったので、最初は彼女たちも驚いたと思います。パフォーマンス以前に大事なことを徹底して、そこからそれぞれの個性を出していけばいい。それが、私の考えだったんです。ルールがないなかでの個性は、ただの我がままですから。今のメンバーたちが最初にやったのは掃除と挨拶、それに筋トレだけ。演技・振り付けをしたのは、ホーム開幕戦の直前くらいのギリギリで、4回の練習だけで本番を迎えました」

10月10・11日のホーム開幕戦で、新生ストークスチアリーダーズは初お目見え。
本番を迎えるまでは半ば突貫工事のような状態だったが、彼女たちはそんな裏側を感じさせないパフォーマンスを披露した。
それから経験を重ねるごとに、パフォーマンスの完成度は高まってきている。
しかし、つねに高みを求める越田ディレクター求めは厳しい。

「これは全員に統一しているのですが、チアのスキルであるターンやジャンプを高く飛ぶなどは、まだまだです。今は彼女たちを鍛えている段階で、そこは8人に共通した課題ですね」
 
越田ディレクターは、今季からストークスチアリーダーズに関わるにあたり、どんなことを新たに注入しているのか。

「チアに求められるものは、華やかさや可愛さといった、アイドル的な要素がすごく多いと思います。だけど時代が変わってきているなかで、今の彼女たちがアイドルとしてやっていく形は長続きしないと正直、思ったんです。そのときに人として、根本的な部分を磨くべきだと思いました。今までは、その場だけ華やかにして帰っていたのかもしれません。これからはそうではなく、チアが社員さんの力になったり、会場設営の力になったりして、彼女たちをストークスというクラブのなかで、なくてはならない存在にする。私が彼女たちにプレゼントできるのは、そういうものだと思って関わっています」
 

技術やパフォーマンスの向上のみならず、越田ディレクターはチアたちの人間形成から関わるスタンスで、彼女たちと接している。

「今はまだそこしかできていないのが現状で、この1年は彼女たちのベース作りと考えています。基礎さえしっかり作れば、来季以降も、そういうことに関心のある人しか集まってこない。これからストークスチアになりたいと思って来られるのは、おそらくそういう方がほとんどだと思うんです。彼女たちの人生を幸せにすることが、私のゴール。そう思うとこの機会は、彼女たちにとってプラスになっているんじゃないかな。そういう仕事に関われているのは、私にとっても生き甲斐です」

人間性の指導については、具体的にこう語る。

「人が嫌がることをお願いされても、それを進んでできる人は、どこに行っても強いと思うんです。チアだから、会場の掃除をしなくていいのではありません。ボランティアの人たちが家族と過ごせる大切な時間を、ストークスのために使ってくれている。そのことを、ちゃんと考えられたうえでお手伝いをすれば、もっとありがたみが強くなる。ただ手伝わないといけないのではなく、なにを感じて手伝うのかまで、彼女たちには話しています。それをしっかり理解して、自分たちの思いを乗せて行動できていることが、彼女たちが愛されている理由じゃないかと思います」

彼女たちがそうできるのは、自分で考えて、行動できるから。
 

「そうです。自覚、自主といつも言うんです。とくに最初のころはそうだったのですが、私を前にすると、指示を待ってしまったりする。求められていることを自分で考えて動くより、間違うのが嫌なんでしょう。だから、待つ。だけど間違って失敗するから、次にどうすればいいかがわかるんです。私の指示を聞いて動くのは、ただのロボットです。私はみんなをロボットだと思っていないし、チャレンジしたことに対しての失敗は責めません。今では全員がそれを理解して、安心してチャレンジしているんじゃないかな」
 
強い絆で結ばれた8人の勝利の女神
彼女たちの挑戦は、これからも続く


そんな今季のストークスチアリーダーズの特徴は、“絆”だと言う。
 


「このメンバーを見ていて思うのは、絆がすごいんですよ。だれかひとりが欠けてもダメ。個人に足りないものをチームで補い合って、全員でひとつになれています。みんながみんなの心の支えになれているし、今後もそうなると思う。それを、すごく感じています」

就任からエネルギッシュに行動する越田ディレクターに訊いてみた。
「今季のストークスチアリーダーズに、スローガンをつけるとしたら?」

「挑戦ですかね。トライ・アンド・エラーと言ったほうが、いいのかもしれません。彼女たちは自分との約束を、いっぱい守っています。自分との約束を守った数、それが自信になると思うんです。彼女たちは今の自分に、相当な自信を持っているはず。それを思うと、挑戦の数が多かったので、簡単に言うなら挑戦。そのなかに、失敗もたくさんありました。だけど、これだけ挑戦した3ヶ月はないんじゃないかと思っています」

開幕からまだ4ヶ月ほどだが、彼女たちの確かな成長ぶりは、間近で見ている越田ディレクター自身が強く感じている。

「そのことに、私はとても感動しています。泣きそうになることも、多いんですよ(笑)。人として、全員が魅力的だし。ストークスというクラブにとって、彼女たちはなくてはならない。今後はもっともっと、そういう存在になっていくことが、私の目には見えています」

B2の2020-21シーズンは、折り返し点を迎えたあたり。
これから残りのシーズンも、彼女たちの挑戦が続く。

「挑戦のハードルは、どんどん上がっています。今は1回で演技を覚えるようになりましたが、最初はできないと顔に出したり、わからない人ほど声を出さなくなったりしていたんです。だけど不満げな顔をすると周りの雰囲気が悪くなるし、わからない人がいちばん声を出さないと、なにも解決しない。そういう話をしたら全員が、もっと良くなるために声を出していこうとか、ブースターさんの笑顔をイメージしてやろうというふうに行動が変わりました。彼女たちのなかには、つねにブースターさんや選手の顔があると思います」
 
シーズンを走り終えたら、ストークスチアリーダーズはどう成長しているのだろうか。
 

「それが、すごく楽しみなんです。彼女たち自身も、自分の成長が楽しみだと思う。いつも言うんですけど、人って自分が成長しているときがいちばんワクワクする。彼女たちにとって、その状態がずっと続いています。自分の可能性や自分が成長できている姿に、本人たちがいちばんワクワクしている様子が、見ていて伝わるんです。私もそれに負けないように成長しないといけないと、つねに思わされています。こうして関わらせていただけたことは、私の人生にとっても大きな一歩になりました。シーズンが進むごとに、もっともっと成長し続けるストークスチアリーダーズをお見せします」

チームの勝利はもちろん、8人の勝利の女神たちの成長にも注目して、アリーナに足を運んでいただきたい。

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