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【プレーヤーズプロフィール】#15 谷口淳選手




いつも西宮ストークスへのご声援ありがとうございます!

お待たせしました!
共に戦う選手たちを、もっと!もっと!みなさんに知って頂き、毎試合熱く応援して頂きたいという思いから始まった本企画。今回は、谷口淳選手です!

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紆余曲折を経てプロにたどり着いた僕のバスケットボール人生
#15谷口淳


 谷口淳はチームの長身日本人選手として、インサイドを中心に熱のこもったプレーを見せる。今季はゴール下だけではなく3Pシュートやドライブにも果敢に挑み、プレーヤーとして幅を広げようとトライしている。高校時代にはU-18日本代表にも選ばれるなど将来を嘱望された選手だったが、彼が歩んできたバスケ人生は、決して平坦なものではなかった──。

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高校2年生でU-18日本代表に選出
これがバスケ人生の転機だった
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 今年で大学を出てから5年、プロ選手としては3年目。おわかりのように、僕にはバスケットボール選手として2年のブランクがあります。そもそも僕は、プロ選手になろうとは思っていませんでした。

 バスケを始めたのは小学校4年生。たまたまクラスで隣に座っていた同級生に誘われてミニバスに行ってみたら、チームの若いコーチがすごく熱心で、バスケを好きにさせるのが上手く、すぐにハマりました。地元の中学に上がってからもバスケ部に入り、コーチの先生が大阪府の名将と呼ばれる人でした。戦術や技術もしっかり教えてもらい、おかげで中学時代は大阪府選抜やジュニアオールスターのメンバーにも選んでもらえました。
 
 高校は大阪の桜宮高校。公立校だけどスポーツ科がある学校で、練習はもちろん、学校生活も含めてすべてが厳しかった。おかげですごく鍛えられました。高校時代は1年のときに全国大会の大阪府予選で優勝して、インターハイは3年連続出場。3年生ではウインターカップに出場し、ベスト16まで進むことができました。また2年生のときには、U-18日本代表にも選んでいただいたんです。これが僕のバスケ人生で、ひとつの転機でした。

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日本代表で味わった挫折
大学で目の当たりにした失望
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 当時のU-18のメンバーは安藤誓哉(現アルバルク東京)、晴山ケビン(現京都ハンナリーズ)、野本健吾(現秋田ノーザンハピネッツ)ら、今もBリーグで活躍する顔ぶれがずらり。僕は「自分はできる」と思って代表に参加したんですけど、海外遠征に行ってもユニフォーム姿になれないことも珍しくありませんでした。日の丸のプレッシャーも重かったし、自分がこのレベルでプレーするのは無理かもしれないと、心が折れたんです。軽くはない挫折でした。

 大学は同志社大に進みました。「キミが必要だ」と誘ってもらったことを意気に感じて進学を決めました。インカレには4年連続で出場しましたが、野本がいた青山学院大にことごとく負けて1回戦負けばかりでした。大学でのバスケ生活が終わり、この先にプロ選手になることは現実的ではなかったので、僕のバスケはここで終わって自分の次の目標に進もうと決めたんです。

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一般企業に就職し、充実の毎日
だけど心からバスケが離れなかった
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 次の目標にしたのは、教員になること。でも大学を出てすぐではなく、一般の社会人を最低でも5年は経験してからなろうと決めていました。そうしようと思ったのは、高校1年生のときの担任の先生がそうだったからなんです。一般の社会を経験しているから、言っていることに説得力があった。自分もそういう先生になりたい。それで大学を出てから、一般企業に就職したんです。

 仕事は充実していましたし、会社の人にも良くしてもらって、不満はまったくありませんでした。だけど会社のバスケ部に参加してみたら、今までできていたプレーができなくなっていたんです。そのことに気付いて、自分の心にぽっかりと穴が開いているのを見つけてしまいました。僕はやっぱりバスケが好きなんだという思いが、日に日に大きくなってきたんです。

 そんなときにストークスの前コーチだった天日(謙作)さんから、チームに誘っていただいたんです。すごく迷った末に遅ればせながらプロ選手になったのですが、今でもブランクは感じています。だけど、それ以上にバスケが楽しくて仕方がない。今季はシュートも打たせてもらえるし、ドライブすることも許されている。できることが増えて新しい世界が広がり、初めてバスケをやったときのような気持ちでプレーしています。

 昨季まではがむしゃらに熱さを出すのが、僕のプレースタイルでした。ブランクがあって、それを埋めるにはそうせざるを得なかったところもあります。だけどもうプロ3年目。今季からはもっと考えてプレーしてミスをせず、チームにエネルギーをもたらすプレーヤーになりたい。
 
 大学を出てから自分のなかで区切りにしていた5年が経ちましたが、今は教員になることはお預けにしています。プロのバスケ選手という、もうひとつ違う仕事をしてから将来的に教員になったら、生徒に与えられるものがもっと増えるんじゃないかと思っているんです。そのためにも、バスケを頑張りたい。

 バスケの世界で自分がどこまで行けるか、変化できるだろうか。それを自分自身がいちばん期待し、楽しみにしています。そうやって僕が成長していく姿を見てもらえれば、うれしいです。


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