シーズン序盤、大事な一戦。勝利でさらに勢いを掴め。

開幕から数節を終え、各チームの特徴が見え始める第4節。神戸ストークスは、同じ西地区の強豪・熊本ヴォルターズをホーム・GLION ARENA KOBEに迎えます。
序盤戦の勢いを左右する注目のカードです。
神戸は川辺泰三HCのもと、守備とトランジションの精度が試合を重ねるごとに上がっています。ヨーリ・チャイルズとアイザック・バッツの強力なインサイド陣がリバウンドを支配し、寺園脩斗を起点に速い展開を仕掛ける形が浸透。ラウル・アルキンズ、八村阿蓮、木村圭吾ら新戦力のフィットも進み、攻守両面で安定感が増しています。ホームの後押しを力に、勢いをさらに加速させたいところです。

一方の熊本は、遠山向人HCが率いる体制が完成度を高めています。グレゴリー・エチェニケやミッチェル・ライトフットのリムプロテクトに加え、欧州で実績を持つネマンヤ・ジュリシッチ、帰化選手モッチ・ラミンの加入で層が厚くなりました。さらに石川海斗が5季ぶりに復帰し、田中力や磯野寛晃に加えて、エース・山本翔太の得点力が攻撃の中心に。チーム全体でボールを動かしながら、外角と速攻で一気に流れを変える“爆発力”が魅力です。

リバウンドとトランジションを武器にする神戸に対し、熊本は外角と爆発力で対抗。スタイルの異なる両チームのぶつかり合いは、流れの中での判断と集中が鍵になります。序盤戦の流れをつかむうえで重要な一戦。
神戸がホームでどれだけ自分たちのリズムを貫けるかが見どころです。


【注目ポイント】
1. チャイルズ＆バッツ vs エチェニケ＆ライトフット――ゴール下の主導権争い
2. 神戸・寺園のコントロールと、熊本・山本翔太のスコアリング対決
3. 熊本のジュリシッチ・石川らが生み出す外角からの爆発力への対応