激しい得点の奪い合いとなったが、最後ゴールを奪えず敗戦。4位でアーリーカップ2018関西を終えた。

1Q
西宮14-22滋賀

西宮のスタートは、ドゥレイロン・バーンズ、松崎賢人、谷直樹、道原紀晃、土屋アリスター時生。
9:43狩野に3Pシュートを決められ先制を許す。しかし、すぐさまバーンズが3Pシュートを決め返す。このあと、両チームともに得点を奪い合うシーソーゲームとなる。ところが、中盤以降3Pシュートやインサイドショットを多彩に使う滋賀におされ、やや点差を広げられる。谷、道原、佐藤らの得点で追い上げを見せるも、8点ビハインドで終了。

2Q
西宮35-38滋賀

8:59荒尾にインサイドショットを決められ先制を許す、しかし、梁川がすぐさま得点を奪い返す。しかし、鹿野に3Pシュートを決められ点差を広げられる。6:46梁川のスティールから土屋のインサイドショットが決まり、スコアを動かす。さらに、6:14バーンズがバスケットカウントとなるインサイドショットを決め、6点差まで迫る。このあと、互いに得点を取り合う展開の中、じわじわと点差を詰め、残り1分を切って1点差まで迫る。しかし、残り5秒で髙橋にフリースローを与え2点献上し、3点ビハインドで前半終了。

3Q
西宮52-54滋賀

早めに追いつきたいところだったが、開始早々高橋に連続して得点を奪われる。しかし、8:34谷が美しい放物線を描く3Pシュートを決めてチームを鼓舞する。ところが、このあとが続かず滋賀にまたしても連続して得点を与える。それでも、道原、バーンズのスコアリーダーたちのショットで得点を重ね、必死で追い上げる。残り4分を切ってから、道原、内藤が立て続けに3Pシュートを決め、2点差まで迫るが、フリースローを与え追いつけそうで追いつけない。それでも1:07梁川がファストブレイクから意地のショットを沈めて再び2点差とし、このあと両チームともスコアできないまま最終クォーターへ。

4Q
西宮68-84滋賀

勝負の最終クォーター。9:00道原が自らのアウトサイドショットをリバウンドで飛び込みそのままリングへねじ込んで先制、同点とする。このあと、両チームともに得点を重ね互いに譲らない激しい展開となる。オフィシャルタイムアウトあけ、ここまでの勢いが止まり、フィールドゴールがことごとくリングに嫌われる。その間、滋賀に次々と得点を奪われ、結果16点ビハインドで無念の敗北。アーリーカップ2018関西は、4位で終わった。

ライコビッチヘッドコーチ試合後コメント

ヘッドコーチ

ミオドラグ・ライコビッチ

非常に得るものが多かった試合でした

今日は、非常に得るものが多かった試合になりました。まだまだこういう試合に勝つだけの能力はないかもしれませんが、5番の選手がいない中で戦わなければならないという状況にも慣れてきていると思いますし、規則に従ってプレーすることにもだんだん慣れてきていると思います。アーリーカップのトーナメントの中でしっかりと強く戦えたことはうれしく思っていますし、1試合目はすごくよかったです。残り2試合をビッグマン不在でプレーしなければならないというのは非常に大きい問題でした。それでも、自分たちが示せたものには満足しています。もちろんこれからもっと良くなっていかなければならないですから。土屋選手は今日31分ぐらいプレーしたんですけど、昨日の試合ではファウルアウトしてしまいました。良かった点というのは、若い選手がプレータイムを得ることができた、その若い選手にチャンスを与えることができたということがこのアーリーカップを通してよかったと思います。

谷選手試合後コメント

SF

谷 直樹

レギュラーシーズンに向けてこれからチームでがんばりたいなと思います

結果は振るわなかったですけど、自分たちの今できることだったり、これからどうしていかなければならないかということが見えたので、すごいいい大会だったなという風に思います。僕自身はぜんぜん何もできていないのでレギュラーシーズンに向けて調子もあげたいですし、キャプテンとしてももう少しチームを引っ張れるようにがんばっていきたいなと思います。4位という結果どうこうというよりはこれからにどうつなげるかが大事だと思うので、そこに向けてがんばりたいです。若手もすごいがんばってくれましたし、ライコビッチHCのもと始まったバスケットで、パスをしっかり全員でまわしてノーマークを作るというのは何回かできましたし、それを40分間続けられるともっといい試合ができると思います。ディフェンスでは、システムをまだ理解しきれていない部分もあったり、コミュニケ-ションができていない部分もあって、課題も見えたので、レギュラーシーズンに向けてこれからチームでがんばりたいなと思います。

 

土屋選手試合後コメント

PF/C

土屋アリスター時生

初めてのプレシーズン何が自分の武器になるのかを目指してやりました

1日目の試合は、格上ということでしたが自分たちのやりたいことをして勝てました。2試合目はあまりよくない試合だったのが、今日立て直せたかなというところだったんですけど、勝ちきれませんでした。今日は自分の中で課題だったファウルの多さ、とにかく(ファウルを)少なくしながらグッドディフェンスをする、リバウンドをとるということは今日はできたかなと思います。今日は、向こうがトランジションが遅いということで、必ず1番前を走るということを意識して、何回か僕にディフェンスが寄って外があいたという場面があったので、そこは良かったかなと思ってます。プレシーズンを経験するのが今回はじめてなので、レギュラーシーズンに向けて自分のプレーの確立、何が自分の武器になるのかというのを目指してやってたんで、最後にトランジションの走るということと、ディフェンス、リバウンドのところがいかせたのは良かったかなと思ってます。